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全体 はじめに プロフィール 心の病をこう見てみよう―総論― 各論1、単極性うつ病 各論2、双極性障害(躁うつ病) 各論3、神経症性障害 各論3-1 心身症 各論3-2 神経症性うつ病 各論3-3 強迫性障害・依存症 各論4 統合失調症 エッセイ 日記 トラックバック おしらせ 以前の記事
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法則1:ストレスは、強いものから弱いものに向かって流れる 法則2:ストレスは、正しいものから間違ったものに向かって流れる 法則3:弱い者・間違ったものは、自他に破壊的な方法で強いもの・正しいものにストレス を返してしまう こころ優しい青年が、親から「正論」と称した八つ当たりを受け続けていた 青年は、受け取ったストレスを親に返してしまえば、親が壊れてしまうことを知っていた 青年は、ひとりでストレスを引き受け続けた結果、家に引きこもるようになった 両親は「間違ったことをしている」青年に対して、更に正論を唱えるようになった 「この子は、本当にストレスに弱くて・・・」 「この子さえ良くなってくれれば・・・」 「本当にもう、私のほうが病気になってしまいそうで・・・」 親の嘆きを当然のことだと思う青年は、その言葉に逆らう術もなく、気持ちは更に落ち込んでいった ある時青年は、自分自身に対するふがいなさ、自分の心の内をわかってもらえないやるせなさから、自分自身を傷つけてしまうようになった その姿を見た親は「とうとう息子は、おかしくなってしまった」と 青年を病院に連れてきた 「どうか、この子を良くしてください」 「どうしてこんな病気になんかなってしまったんでしょう・・・」 饒舌な親とは裏腹に 青年の口は閉ざされたままだった 「あなたが健康で居続けるために、息子さんは身代わりになっているのかもしれませんよ。まあ、決して上手なやり方ではありませんが・・・」 いつか、一番いいタイミングで、そのひとことを家族の前で伝えよう それまでの間は、申し訳ないが 家の中では 「悪者」になってもらったままで、いいかい? ちゃんと、知っているからね
by k-naruwo
| 2005-04-14 22:25
| エッセイ
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